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総合歯科とは

以前“歯科矯正”の話で、「数年かけて歯並びを矯正しても、後戻りさせないためには治療にかかったのと同じ位の期間“リテーナー”などの“保定装置”をつけなければならない」というのを聞いたことがあります。

そしてこの後戻りの度合いというのは人によって個人差があって、後戻りしやすい人というのは例えば猫背であったり、外反母趾であったり、冷えがあったりなどというようにさまざまな“歯並びの悪さ”に特有の体のねじれをもっているのだそうです。

こうして“咬み合わせの悪さと体のねじれ”というマイナスの組み合わせ同士で、うまい具合にバランスをとっていたものが、咬み合わせが良くなってプラスの状態になると今度は体のねじれというマイナスの状態とのバランスがとれなくなって、なんとしてものもとの咬み合わせに戻って安定しようとする力が働きます。

他にも“咬み合わせと顎関節症との関係”や“咬み合わせとアレルギーとの関係”、“咬み合わせと内臓との関係”、“頭痛と咬み合わせとの関係”、“血圧と咬み合わせとの関係”など歯は実に体のいろいろな部分の影響を受けたり、体のいろいろな部分に影響を与えたりしています。

体の各器官は、単独で存在しているのではなくそれぞれが同じ目的をもって協力しあって私たちの生命を維持してくれているのです。

最近よく言われるようになった“総合歯科”というのは虫歯一本であっても、その原因は何なのかを徹底的に追及して口腔内全体の問題として捉えて、根本から治してしまおうとするものです。

そして一見時間がかかるように見えますが、「ここの歯が抜けてしまったから、とりあえず入れ歯かインプラントで治療を……」などといった原因追求が行なわれていない“その場しのぎの治療”よりも結局は質の高い効率のよい治療法であると言えます。

“総合歯科診療”といえば私たちが通常、歯の治療で行く町の歯科医院で行なわれる治療もそのひとつですが、歯科医が歯科診療のそれぞれの分野に関してどれだけ精通しているか、そしてどれだけ総合的な判断を下して根本的な治療を行なうことができるかによって医院の実力が決まってきます。

そこで、私たち患者もそれぞれの分野の基本的な知識をもっていたいものですね。

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